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友さんにインタビュー!

今回の定期演奏会のメインとして演奏する「Poeme Montagnard(モンタニャールの詩)」について、当団常任指揮者、西村友先生にインタビューしました。 友先生、よろしくお願いします!

まず、曲名にある「montagnard(モンタニャール)」って私たちには聞きなれない単語なんですが、どういう意味なんでしょう。
友先生

「montagnard」はフランス語で「山」って意味だね。僕らが持ってるイメージと違うものってあるじゃん。「山」っていうのを「mountain」って言ってもちょっと違うんだよね。僕らが「山」っていう単語に持っているイメージって、日本の山でしょ。

(例えば、)田舎の人たちだったら、山っていうのは季節を告げる時計みたいな、カレンダーみたいなもんで、雪が融けてきて、そこにうさぎ(雪うさぎ)が出てきたら田植えの時期だとかさ、そういうのが僕らが持ってる山のイメージ。だから、montagnardっていうフランス語の響きに、なんか日本とは違うものがある気がすごくするわけ。

日本でも「山の歌」っていう曲、「山の詩」っていう詩があるような気がするけど、「Poeme Montagnard」も山の詩でしょ。でも、(日本の「山の詩」とは)ちょっとニュアンスが違うんだろうなって。

なるほど、「mountain」も「montagnard」も日本語に訳すと同じ「山」だけど、それぞれ異なったニュアンスを持っているということですね。
それでは、この曲の聴きどころはどんなところでしょうか。

(この曲は、)アオスタの村の歴史みたいなもの、山岳地方の風景を描いた曲。だから(ウィンドマシーンで表現する)風が吹いていたり、戦いの匂いがあったりする。

イタリアのトリノの街から、(スイスの)ジュネーヴに行く道は、(以前は)モンブランを越えて行く道しかなくて、この通り道にアオスタって村がある。だからアオスタは、ヨーロッパとイタリアを繋ぐ重要なとこだったわけ。そこの山岳地方の景色を描いた曲です。

で、ここね、1959年から6年間かけて(イタリア・アオスタからフランス・シャモニーへ抜ける)トンネル掘ったのよ(モンブラン・トンネル)。たから、今、トンネルで抜けられんのよ、すごくない?モンブランの下トンネルで抜けられるんだよ?

で、1410年に生まれた、カトリーヌ・ド・シャラン。アオスタはいろいろ戦いに巻き込まれるんだけど、この人が、女手で戦って村を守るんだよね。その人のことを結構描いてある曲なんですよ。曲中で、ユーフォニアムが歌うのとか、ホルンが歌うのは(カトリーヌ・ド・シャランの)愛の歌。でね、これが面白いんだけど、フランスでは、ある有名な女性が1412年に生まれて、戦いでフランスを守った女性がいるわけよ。すぐ近くで生まれてんだよ。そう、ジャンヌ・ダルク。アオスタのジャンヌ・ダルクって呼ばれた人が、カトリーヌ・ド・シャランで、その人をこの曲で結構描いてるわけ。

アオスタの村を守ったカトリーヌ・ド・シャラン、そしてアオスタの山岳地方の風景を描いたのが「Poeme Montagnard」なんですね。
打楽器を中心に曲中にちりばめられた「山の声」を表している効果音を、「これは何の音だろう」と考えながら聴くのも楽しいかもしれませんね。

友先生、ご協力ありがとうございました!